明日の記憶
今日は友達と会う日。
また久々映画に出かけた。今日の映画の目当ては「明日の記憶」という題の映画。渡辺謙主役で、渡辺謙がプロジュースも手がけ、どうしても表現したかった映画であるということを、前々から聞いていたので、期待してみた。
「体裁としては難病を抱えた夫婦の愛情物語なのだが、いわゆるベタな泣かせを狙ったものではない。そう思う。
ここに描かれるのは丹念な日常描写から浮き彫りにされる、「生きる」ということへの肯定である。アルツハイマー病でなくても、大きなケガや重い病気、老化現象や精神的・身体的障害によって、佐伯夫婦と同じ苦境を抱える人はいる。そういう局面に立ったとき、人はいかに生きるのかをこの映画は問いかけている。」
渡辺謙のラジオでのインタビューを聞いたとき、自身も89年に急性骨髄性白血病を発病し、大作映画『天と地と』の主役降板を余儀なくされた、さまざまな悩み、葛藤があったそのときの体験があるからこそ、それだけ意気込みのかかった映画とは、どんなものだろうと思っていた。
自らプロデュースも手がけ、映画化に向けて働きかけたという。それだけに今回の役にかける意気込みは強く、病気の進行につれて痩せていく見た目のアプローチを含め、佐伯が乗り移ったような味わい深い演技があった。
今日はほんとうに期待していた以上に良い映画を見られていい日だった。
by kanonnk
| 2006-05-20 21:14
| 暮らし
|
Comments(8)
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kanonnk at 2006-05-20 22:25
人はそれぞれに大小の悩みは違っても、生きて行くという気持ちは心打たれるものだ。ワタシの日常の悩みなど、なんて事のないものなのだ。気分は重くなっても。。こんな事でどうする!と。
重い烙印を押されつつも、生きて行くこの迫力。本当に心打たれた。ワタシももっと優しくもっとたくましく生きて生きたいものだと思った。良い映画を見た後は何倍も良い気分だ。
重い烙印を押されつつも、生きて行くこの迫力。本当に心打たれた。ワタシももっと優しくもっとたくましく生きて生きたいものだと思った。良い映画を見た後は何倍も良い気分だ。
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pote.myan at 2006-05-20 22:53
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nanaalan at 2006-05-20 22:54
「もし、私が認知症と宣告されたら、私はどこまで理解できるか?家族はいったいどうするだろうか?」先日TVでお話は出来るという60歳位のご婦人の様子を見て 考えました。
痴呆の実母が以前入所していた老健施設に52歳のアルツハイマーの女性がデイケアで来ていました。数回お会いしましたが、大層不安そうな表情が印象に残っています。お食事も一人では出来なくて、ヘルパーさんがつきっきりでした。お家ではまだ小さいお子さんがいらっしゃるのでは?とお気の毒に思いました。
一日でも早く治療法が見つかるのを祈るのみです。
痴呆の実母が以前入所していた老健施設に52歳のアルツハイマーの女性がデイケアで来ていました。数回お会いしましたが、大層不安そうな表情が印象に残っています。お食事も一人では出来なくて、ヘルパーさんがつきっきりでした。お家ではまだ小さいお子さんがいらっしゃるのでは?とお気の毒に思いました。
一日でも早く治療法が見つかるのを祈るのみです。
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kanonnk at 2006-05-21 00:14
こんばんはー。pote.myanさん。
一回寝て又起きています^0^)明日休みなので。。この映画。。ほんとうに考えさせられました。
夫婦の交流とか。。ワタシはこうは行かないだろう。。と思ったり。ぜひ見てくださいませ。^0^)
一回寝て又起きています^0^)明日休みなので。。この映画。。ほんとうに考えさせられました。
夫婦の交流とか。。ワタシはこうは行かないだろう。。と思ったり。ぜひ見てくださいませ。^0^)
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kanonnk at 2006-05-21 00:24
nanaalanさんこんばんは。 nanaalanさんと同じくワタシもそんな事をふっと考えることがあります。
ワタシは気ままで頑固なので「この映画の妻のように、又夫のようにこんな愛情を持ってふれあいが、ともに生きることができるだろうか」と。
今日の映画の中では、認知症というとすべてが喪失してしまうのではない。「感情」は最後まで残るということです。それを誤解しないでと、渡辺謙のインタービューで聞いた事があります。
他人事ではないと思っていますが。そう不安たるや想像を絶することなんでしょうね。ほんとに一日も早く治療法が見つかるようにと願わずにはいられません。
ワタシは気ままで頑固なので「この映画の妻のように、又夫のようにこんな愛情を持ってふれあいが、ともに生きることができるだろうか」と。
今日の映画の中では、認知症というとすべてが喪失してしまうのではない。「感情」は最後まで残るということです。それを誤解しないでと、渡辺謙のインタービューで聞いた事があります。
他人事ではないと思っていますが。そう不安たるや想像を絶することなんでしょうね。ほんとに一日も早く治療法が見つかるようにと願わずにはいられません。
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taiyou1082 at 2006-05-21 15:36
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kanonnk at 2006-05-21 19:13
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flower314 at 2006-05-22 08:07
kanonnさん おはようございます。
温かい足跡を残してくださってありがとうございました。
すっかり元気!元気!です。
この映画は今一番見たい映画なんですが・・・
人がひとの介護にかかわるということは、ホントに大変。
でも、介護される側もいろいろな不安があり、苦しいことでしょう。
まして、パートナーの介護となると、毎日のことなので、大変さは
想像に余りある気がします。
若いとき、介護保険、という言葉を聞いて、自分には無関係・・と思っていました。その年齢に達しないと分からないことが、人生には多いんだなぁと実感しています。
温かい足跡を残してくださってありがとうございました。
すっかり元気!元気!です。
この映画は今一番見たい映画なんですが・・・
人がひとの介護にかかわるということは、ホントに大変。
でも、介護される側もいろいろな不安があり、苦しいことでしょう。
まして、パートナーの介護となると、毎日のことなので、大変さは
想像に余りある気がします。
若いとき、介護保険、という言葉を聞いて、自分には無関係・・と思っていました。その年齢に達しないと分からないことが、人生には多いんだなぁと実感しています。